こんにちは。本山歯科医院です。
今回の⾷⽀援座談会では、
「嚥下調整⾷の選び⽅」をテーマに、
⾷べる機能が低下した⽅の⾷事について考えました。
訪問診療の現場では、
「むせる」「噛めない」「飲み込みにくい」
「⾷事に時間がかかる」「⾷べる量が減った」
といったご相談をいただくことがあります。
こうしたときに⼤切なのは、
すぐに⾷事を柔らかくするのではなく、
「なぜ⾷べにくいのか?」を考えることです。
⾷べにくさには、噛む‧飲み込む機能だけでなく、
姿勢や義⻭、薬の影響、
⾷事介助の⽅法、周囲の環境など、
さまざまな要因が関係しています。
<「⾷べやすさ」を決める3つのポイント>
嚥下調整⾷は、その⽅の摂⾷嚥下機能に合わせて
調整した⾷事です。
誤嚥や窒息を防ぐことに加え、
⾷事による疲れを減らし、
必要な栄養や⽔分を確保することも⽬的としています。
⾷事を選ぶときの⼤切なポイントが、
「かたさ」「付着性(ベタつき)」
「凝集性(まとまりやすさ)」の3つです。
例えば、柔らかければ必ず安全とは限りません。
また、刻み⾷も細かくすることで⾷べやすそうに⾒えますが、
⼝の中でバラバラになり、
かえってまとめにくくなることがあります。
⽔やお茶も、飲み込む機能によっては流れが速く、
むせにつながる場合があります。
<「何を⾷べるか」だけでなく「どう⾷べるか」>
嚥下調整⾷に、すべての⽅に共通する正解があるわけではありません。
安全性‧栄養‧⾷べる機能、
そして「おいしい」「⾷べたい」「楽しい」という気持ち。
これらのバランスを考えながら、
その⽅に合った⾷事を選ぶことが⼤切です。
今回の座談会を通して、
「何を⾷べているか」だけでなく、
「どう⾷べているか」を⾒ることが、
その⽅に合った⾷⽀援につながることを改めて確認しました。
次回は実際の⾷品を⾒ながら
嚥下調整⾷について
さらに知識を深めていきたいと思います。
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