こんにちは。本山歯科医院です
― 摂食嚥下のメカニズムを学び、より良い食支援へ ―
先日、院内で「食支援座談会」を開催しました。
今回のテーマは、
摂食嚥下のメカニズム(5期モデルとプロセスモデル)
についてです。
日々の訪問診療や口腔ケアの現場では、
「食べる」「飲み込む」という動作を
支える知識が欠かせません。
今回は、食事を安全に楽しむための身体の仕組みについて、
理解を深める学びの時間となりました。
“飲み込む”には段階がある
摂食嚥下には、
飲み込むまでの過程を整理したモデルがあります。
今回の座談会では、液体を飲み込む際の「5期モデル」と、
食べ物を噛みながら飲み込む「プロセスモデル」の
違いについて学びました。
液体は比較的一気に飲み込まれる一方、
固形物は噛みながら少しずつ咽頭へ送られるため、
口の中と喉に同時に食べ物が存在する状態になることがあります。
こうした違いを理解することは、
誤嚥予防や適切な食事支援につながります。
映像で学ぶ“食べる”の仕組み
座談会では、VF(嚥下造影検査)や
VE(嚥下内視鏡検査)の映像を用いながら、
実際の嚥下時の動きを確認しました。
目で見て学ぶことで、
普段のケアや観察の視点がより具体的になり、
「どの段階でつまずきが起きているのか」
を考えるきっかけにもなりました。
年齢とともに変化する“食べる力”
印象的だったのは、顎の動きの変化についての学びです。
子どもの頃は上下の動きから始まり、
成長とともに横方向の動きが加わることで、
食べ物をすりつぶす機能が発達します。
一方で、高齢になると機能が低下し、
動きが単純化していく傾向があります。
こうした変化を理解することで、
その方に合った食事形態や支援方法を考える重要性を
改めて感じる機会となりました。
学びを日々の支援へ
食支援は、単に食事を提供するだけではなく、
「安全に」「その人らしく」食べ続けることを
支える大切な取り組みです。
今後も現場で活かせる知識を深める取り組みを続けていきます。
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